「JALカードとJMB WAONカードって結局どっちがお得なんだっけ?」となってしまう妻のための覚え書き。
地方の商店街の苦境を思うと、大型スーパーの進出やネット通販の普及に対して複雑な思いを抱かないわけではないのだけど、最寄りのお店の品揃えが著しく悪く、しかもかなり割高だったりするので、結局は週末に街へ出て1週間分の買い出しをするしかないし、そこで手に入らないものはネット通販で調達するしかないような田舎においては、都会よりもキャッシュレス化が進んでいるのではないかと思う今日この頃、そんな環境におけるマイルの効率的な貯め方について調べてみた。
我が家は落語研究のために東京遠征が必要であり、妻の実家である東京への帰省のためにも(普通、こっちがメインだろ)、常にマイルを多めに保有しておく必要がある。我が家にとってマイルは戦略物資なのだ。効率的に調達し、備蓄に努めなければならない。何となくお得そうだからって、適当にWAONを使ってはいけないのだ。
そこで、いろんなサイトを訪問して情報収集をした結果、妻にとっては結局公式サイトが一番分かりやすいという結論に達した。「つかい分けの達人(JMB WAONカード) - JALマイレージバンク」で検索してみよう。
でも、もう少し詳しく知りたいなら、こちらのサイトがお薦め。すごく丁寧に説明されている。
上記のサイトを踏まえて、JALカードとJMB WAONカードの使い分け戦術を、我が家の実状に合わせて最適化してみた。
ちなみに我が家の属性を挙げておくと、以下の通り。同じような属性なら同じ戦術でいけるはず。違う属性なら、違うサイトを調べてみてね。
こんな感じ。
では、我が家の戦術を。
JALカードとJMB WAONカードの使い分け手順
目次
【イオン以外での買い物】
の順でお得。これが基本。
JALカード特約店なら最優先でJALカード。レジにシールか何かが貼ってあるので、探してみよう。
JMB WAONには常に余裕を持たせてクレジットチャージしておく必要がある。現金チャージだとマイルが少なくなるので。
給油はできるだけ ENEOS などの特約店で。うちは通勤距離が長いので、定期的にマイルが加算される効果は非常に大きい。
【イオンでの買い物】
- JALカード特約店の場合
→WAON POINTカード提示(※ ポイントの2重取りが出来なくなりました)
→ボーナスマイル対象商品を除いてJALカードで決済
→WAON POINTカード提示
→ボーナスマイル対象商品にWAON POINTを使って値引き
→JMB WAONで決済 - JALカード特約店以外の場合
→JMB WAONで決済(+クレジットチャージ)
の順でお得。
例外はポイント5倍の「ありが10デー」。この日はWAONの方が有利!・・・なんだけど、うちはその日をねらって買い物にいくことはないので、例外としておさえておけば十分。JALカード特約店であれば、5%オフやポイント2倍程度でも、マイルのことを考えれば、JALカードの方がお得だったり同じだったりなので、WAON POINT とマイルの2重取りが出来るJALカードの方が有利。なので、基本はJALカード。WAONの方がお得っぽい感じがするんだけど、マイルに関してはJALカードの方が有利なことが多い。WAON特約店でようやくJALカードと同等。なので、基本はやはりJALカード。
イオンショッピングモール内は、JALカード特約店とそうでない店が混在しているので、特約店がどうかはテナントごとにチェックする必要がある。特約店ならレジにシールが貼ってある。
食品レジにも貼ってあるはずなので、よく見よう。JALカード特約店の場合、WAON POINTとマイルを2重取り出来る(※ 2020年4月1日から出来なくなりました)。ボーナスマイル対象商品を含まない場合は、ここで終了。
ボーナスマイル対象商品がある場合は次へ進む。ボーナスマイルは商品価格に対する割合ではなく、表示されているボーナスポイントの1/2がマイルとして加算される仕組みなので、JMB WAONカードの使用時にポイント値引きを適用する。
そのためには、会計を2回に分ける必要がある。有人のレジで2回に分けて会計をしてもらうのは気が引けるので、うちはよくセルフレジを利用する。セルフレジが混んでいいたらひんしゅくを買いそうだけど、そんなことは滅多にない。1つのカゴにまとめて入れていると、誤ってレジを通してしまうことがあるので、あらかじめカゴを2つにしてカートに置き、ボーナスマイル対象商品を下のカゴに入れていく。セルフレジで周りの目が気になったとき、「あっ忘れてた、もう1回やらなきゃっ・・・」て感じを演出出来るメリットもある。
[実際の購入手順]
で、実際の手順はこんな感じ。
1回目の会計はJALカードで。あらかじめWAON POINTカードを提示(挿入)して、ポイントとマイルの2重取りをするのを忘れずに(※ 2020年4月1日から2重取りは出来なくなりました)。1回目はポイント値引きを適用せずにJALカードで決済する。
1回目の決済が済んだら、僅かな時間でも構わないのでマイバッグを持ち上げる。すると、一連の会計作業が終了するので、WAON POINTカードを提示(挿入)して、2回目の会計を開始する。重量計はマイバッグをかけた後の重量増加をチェックするだけなので、あらかじめかかっている重さは関係ない。機械にとっては、マイバッグの重さがどうだろうと関係ないってこと。なので、ただのマイバッグと同じ扱い。ポイント値引きを適用して、JMB WAONで決済する。
JALカード特約店でない場合は、JMB WAONで支払う。この場合、WAON POINTカードの提示は意味をなさないので提示しない。提示しても、店員さんに断られて恥ずかしい思いをするだけだから、損をすることはないけど。なお、JMB WAONを使用する場合は、いずれの場合も現金チャージは望ましくないので、レジに行く前にクレジットチャージをしておく。または、オートチャージを設定しておくのもよい。
【フローチャート】
以上が我が家の基本戦術なんだけど、夫が頼まれもしないのにフローチャートを作り出した。
「このフローチャート1枚で全てを包括出来る!」と夫は満足げなんだけど、これ、本当に分かりやすいのか?
まあ、とにかくこれで結構マイルが貯まるようになったけど、あくまで「うちはこうやっていますよ、ご参考までに」っていうことなので、誤りがあっても怒らないでくださいね。
補足
この記事、意外と人気が出てきたので、補足の説明を追加します。
上で紹介した購入手順は、1回の買い物で WAON POINT を回収することを前提としています。定期的にお買い物をする場合などは、次回の買い物の際に WAON POINT を回収することを前提として、JALカードと JMB WAON の決済順を逆にすることも可能です。その場合、途中でマイバッグを持ち上げる時の負担が軽くなるというメリットがあります。(※ ポイントの2重取りが出来なくなったので、順序はあまり意味がなくなりました。)
また、そのケースにも対応するために、フローチャートを見直しました。今度こそ完璧なはず!
まとめ
マイルを貯めるための優先順位を簡単にまとめておきます。
JMB WAONカードにクレジットチャージ(またはオートチャージを設定)した上で、
- 「ありが10デー」なら JMB WAON決済
- 「ボーナスマイル」なら WAON POINTで値引きして JMB WAON決済
- 「JALカード特約店」なら JALカード決済
- 普通に JMB WAON決済
- 普通に JALカード決済
【追記】
2020年4月1日から、WAON POINTカードの特典が変更になったようです。
他社発行のクレジットカードの支払いではポイントが付与されなくなり、2重取りが出来なくなりました。