今週の『なつぞら』で出てきた馬の話に少し違和感を持ったので、書いてみます。
あら探しみたいで申し訳ないんですけど、気になってしまったもので。
1頭も本物の馬が見られなかったっていうのがちょっと・・・
神田日勝をモチーフにした山田天陽の絵を「ほんものだ」と言うのは良いんですよ。
でも、一般的な意味での「本物の馬」は、そんなに苦労せずに見られたんじゃないかなぁ、と思うんですよね。
確かに、機械化の影響で農耕用の馬が姿を消したのは事実だと思うのですが、それでも(恐らくは愛着から)馬を手放さなかった農家はあるはずなんです。
特に酪農家は、夏は放牧しておけば勝手に草を食べていますし、冬の間も乳牛用の牧草を分け与えることができるので *1 、今でも馬を飼い続けているところがあります。
しかも、帯広には「ばんえい競馬」があるではありませんか!
というわけで、北海道らしさをアップさせるためだけの脳内補完。
優:「お馬さん、もういないの?」
泰樹:「いや、隣の○○さんのところに何頭かいるはずじゃ。」
優:「じゃあ、明日、歩いて行ってみる?」
なつ:「うーん、お隣さんと言っても、随分遠いから、優ちゃんの足じゃ、何時間もかかっちゃうかな。」
剛男:「それなら、いっそ、帯広に『ばんえい競馬』でも見に行ってみたらどうだ? 迫力あるぞぉ。」
とか、どうでしょうね。
そして、迫力のある生のばん馬を見てから、天陽の絵を見て「ほんもののお馬さんがいるよ!」と優が言ったとしても、不自然ではないと思うのですが。
でも、「天陽の絵が、幼い頃に見た馬の記憶を呼び起こした」っていう方がいいんでしょうかね・・・って、そんな説明は無かった気がするので、こっちも脳内補完になっちゃいますけどね。
*1:ばんえい競走 - Wikipedia:外部リンク