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しろのブログ

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『どさんこワイド』の「奥さんお絵かきですよ!」で荒稼ぎできるか

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どさんこワイド』と言えば、北海道では知らない人がいないくらいの知名度を誇る「大型ローカルワイド番組」です。*1

『チャンネルはそのまま!』で言えば、「ひぐまテレビ」のほうのワイド番組ぐらいの人気だと言えるでしょう。*2

 

さて、その中の人気コーナーのひとつに「奥さんお絵かきですよ!」というのがあります。

「今日の晩ご飯は何を作ろうかなぁ・・・」と「奥様ここでもう一品」というレシピ紹介コーナーを見ていると、やがてこのコーナーになるので、きっと奥様視聴率はかなり高いはずです。

 

ところで、「奥様ここでもう一品」。我が家の奥様はけっこうな頻度でレシピを活用しています。

かつてお料理を始めた頃は、せっせと新しいレシピ本を購入しては新メニューに挑戦していたのですが、すっかり料理に慣れたこのごろは「今晩のおかずをどうするか」に悩む毎日です。

そんな奥様にはこのコーナーがとても有り難いのです。他の料理番組と比べて、既に冷蔵庫に入っている食材を使えることが多く、工程も少なめなので、すぐにその晩のおかずをアレンジすることが可能なのです。

星澤幸子さんが北海道の主婦の間で絶大な人気を誇り、星澤先生と慕われている理由が分かってきました。なるほど、そういうことだったのか。*3

 

おっと、「奥さんお絵かきですよ!」の話を忘れるところでした。*4

このコーナーの概要を説明すると、札幌駅前からの中継で、集まった奥様たちの中から抽選で選ばれた1名が、お題に沿った絵を描き、その知人がテレビを見ながら電話でお題を答えるというものです。

せっかく抽選で選ばれても、電話した相手が合言葉を答えられなければ、参加することはできないのですが、コーナー名の前半部分に続けて後半部分を言うだけなので、それほど高いハードルとは言えないでしょう。

そして、合言葉を答えられると、クオカード5千円分。

お絵かきのお題を当てると、さらに1万円の賞金がもらえます。

正解が出なければ、賞金はプールされ、1万円ずつアップしていきます。(上限は10万円)

 

このコーナーを何気なく見ているうちに、クイズとして楽しむようになってしまった我が家の奥様が、自分の正解率がいかに高いかを自慢したくて、夫に毎日の報告をしているうちに、夫が例によっておかしなことを言い出しました。

 

「冬になると、寒いから参加希望者が減るんだよ。今日なんか1人もいなかったから、コーナーが成立しなくて残念だったの。」

「ちょっと待って、1人もいないの!? 合言葉だけで5千円だよね。」

「うん、でもコーナーの少し前から待機していなきゃいけないからね。」

「でも、せいぜい1時間くらいでしょ? 2人で山分けするとしても、時給として考えたら結構な額じゃない? いくらで何人くらい集まるのか、ちょっと教えてくれない?」

 

というわけで、人数に注目してみたら、だいたい以下のような感じでした。(ちゃんとメモしていたわけではないので、正確ではないかもしれません)

4万円くらいから参加希望者が増え始め、7万円で約40人、8万円で90人以上、10万円でなんと200人以上!(我が家の奥様調べ)

 

「それはおかしいよ。仮に正解できることを前提にしても得られる総額は10万5千円でしょ? 参加希望の 金の亡者(←失礼だぞ!) エレガントな奥様が200人だとすると、抽選にあたる確率は200分の1なんだから、期待値は・・・えーっと・・・525円になっちゃうんじゃない? 賞金が上がる前に毎日参加して、確実に1万5千円ずつゲットしていった方がいいでしょう。毎日自分の絵を全道に晒すっていう恥ずかしさに見合う金額かどうかは分からないけど。」

 

奥様向けのお気楽なコーナーにまで「期待値」などという味気ない言葉を持ち出す夫には呆れてしまいますが、要するに「当たる確率が低い10万5千円に挑戦するよりも、かなり高い確率で当たる1万5千円に10回挑戦する方がお得だ」ということを言いたいようです。

 

しかし・・・うーん・・・コーナー担当の人が参加者に「明日も遊びに来てください!」って声を掛けているから、連続して参加することも可能だとは思うんだけど、テレビ的にそんなことが許されるんだろうか。もし、実行する人が現れたら、すぐに禁止されるんじゃないかなぁ。

「でも、1人もいなくて不成立になるよりはいいでしょう。」

と夫は言うけど、うーん・・・札幌にいる親戚に頼んでみる?

 

【追記】

「奥さんお絵かきですよ!」は、一度抽選で選ばれるとしばらくは参加できないという情報を見つけました。残念です。

 

www.baconjapan.com

それを知った夫は、「ならば、いくらの時に挑戦するのが最も効率が良いか、賞金額と人数の統計を取って・・・」とか言い出しましたが、さすがにそこまでは付き合いきれませんよ。

そんなに気になるなら、毎日録画して自分で調べてみれば?・・・って言ったら、本当にやりかねないからなぁ、うちの夫は。

 

【さらに追記】

札幌駅前の「奥さんお絵かきですよ!」は当分の間、お休みだそうです。

今はハガキで応募する「電話でお絵かきですよ」が4時台に放送されています。

 

*1:どさんこワイド - Wikipedia

*2:チャンネルはそのまま! - Wikipedia。原作者の佐々木倫子さんは札幌市在住だそうです。『動物のお医者さん』もこの方の作品です。

*3:星澤幸子オフィシャルサイト – 美と健康の料理研究家

*4:ところで、なぜ「奥様」から「奥さん」に格下げされるんでしょう。親しみやすさを演出するためなのでしょうか。

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