「アカハラ」と聞くと、何を思い浮かべます?
今なら普通は「アカデミックハラスメント」でしょうかね。
でも、その略語として「アカハラ」という言葉が使われ始めた頃は、皆さん何か他のものを想像したのではないでしょうか。
例えば「赤玉はら薬」の略語? とか。
うちの夫はウグイという魚を思い浮かべたそうです。産卵期にお腹のあたりが赤くなるので、北海道では「アカハラ」と呼ぶ人が多いのだそうです。
ちなみに、夏目漱石の『坊っちゃん』に出てくるのは・・・「アカハラ」じゃなくて「赤シャツ」。そんな連想をする人は・・・きっと、うちの妻くらいでしょうね。
さて、今回の「アカハラ」はそのどれでもなくて、鳥の話です。
夕方、散歩をしていたら、「キョロン、キョロン」と耳慣れない鳴き声が聞こえてきます。
あたりをキョロキョロ見回してみると、遠くに赤い鳥が見えました。
夕方だったせいもあったのか、肉眼では赤く見えたのですが、画像で改めて見ると赤というよりオレンジ色に近いですね。
でも名前の由来としては、胸から腹への赤みがかった色から「アカハラ」だそうなので、間違いではありません。
かなり遠かったのですが、同じ所にしばらく留まっていてくれたので、何とか撮影することができました。
これはちょうど声を出している瞬間です。
道東にはあまり多くないらしいですが、この日以降、毎日のように鳴き声が聞こえてきます。
同じ個体が鳴いているだけなんでしょうか。
もし、そうだとすると、お相手がいなくてちょっと可哀想な気がします。
仲間が何羽かいてくれるといいのですが。