道東でも木々に緑の葉が生い茂り、新緑の季節って感じになりましたが、野鳥の観察は難易度が上がりました。
葉っぱに隠れてしまって、「声はすれども姿は見えず」となってしまいます。
写真となるともっと難しく、手前の葉っぱにピントが合ってしまったりして、なかなか上手く撮れません。
でも、センダイムシクイがちょうど良いところに留まってくれて、1枚撮ることができました。
ところでこのセンダイムシクイという名前、仙台に多いからというのが由来ではないようです。
特徴的な鳴き声を、人形浄瑠璃や歌舞伎の演目である『伽蘿先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』に出てくる登場人物「鶴千代君(つるちよぎみ)」と聞きなして付けられたのだとか。
そう思って聴くと、そのように聞こえないこともないかな。
そうそう、上述の演目は通称『仙台萩(せんだいはぎ)』だそうで、柳家さん喬の落語『寝床』に、一瞬ですが「仙台萩」という台詞が登場します。*1
かつては、知ってて当然という常識レベルの演目だったのでしょうね。