うちの庭に毎年咲いてくれる小さい小さい花が今年も咲きました。
雑草みたいですが、可愛くて気に入っています。
今年は種類を特定してみることにしました。
図鑑で探してみたら、キクムグラというのに似ていますが、葉の数が違うようです。
その近似種として載っているエゾムグラが「葉は6枚」となっているので、たぶんこれでしょう。
名前からして、ヤエムグラの仲間でしょうかね。
「八重葎(やへむぐら)しげれる宿のさびしきに 人こそ見えね秋は来にけり」という歌がありますね。
まだ秋じゃないけど。
気温は秋みたいに低かったりしますけど。
それはさておき、「八重葎」って何を象徴しているのでしょうか。
「八重葎」は、家などが荒れ果てた姿を表すときに、象徴的に使われる言葉(ちょっと差がつく百人一首講座 | 小倉山荘)
って失礼な! うちが荒れ果てているって言うんですか!
・・・と言いたいところですが、他人から見たら我が家の庭は荒れ果てているように見えても仕方がありません。
ほとんど手入れしていないので。
でも、「エゾムグラ」で検索してみると、「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されている希少な花のようですよ。*1
だから、我が家の庭はあえて手入れをしていないのです。
嘘ですけど。
準絶滅危惧種だなんて、今日、初めて知りました。
実は、何年か前に見やすい場所へ一部を移植しようと思ったことがあるのですが、うまく根付かなくて、枯らしてしまったことがあります。
今の場所で大切に育てていくしかありませんね。
生物多様性を守るために。
いや、決して手入れが面倒なわけではありませんよ。
あくまで生物多様性のためです。