せっかくの連休です。
近場で、密にならなくて、景色が良いところにでも・・・
と考えてみたら、北海道に住んでいると、周りはそんなところばかりです。
どこに行こうか、かえって迷います。
そんな時、NHKの「ダーウィンが来た!」という番組で「北海道のとある岬」のラッコが取り上げられていました。
ドローン撮影したと思われる冒頭の映像から、なんか霧多布(きりたっぷ)っぽいなぁ・・・と思っていたら、やっぱり霧多布。
最近、ラッコが住み着き、繁殖までしているそうです。
しばらく行っていない間にそんなことになっていたとは・・・よしっ! というわけで、ラッコを探しに霧多布へ行ってみることにしました。
野生のラッコを探しに霧多布へ
テレビでやったばかりだと、人が大勢集まっていないか若干心配ではありますが、日曜日の夜にNHKなんかを見る人で、しかも「じゃぁ、行ってみよう」とすぐに霧多布に行ける人はそうはいないでしょう。
もし密になっていたら、諦めてドライブを楽しめばいいわけですし。
茶内
せっかくなので、どこかに寄ることにします。
浜中にはお気に入りのパン屋さん *1 があるのですけど、連休中はお休みのようなので、茶内の方から行くことにします。*2
茶内駅
茶内駅に寄ってみると、あの世界的に有名な大泥棒がお出迎えしてくれました。
原作者が浜中町出身であることが縁で、町内の色んなところにお馴染みのキャラクター達がいます。
コープはまなか
せっかく茶内に来たのですから、「コープはまなか *3 」にも行きましょう。
というか、そこのソフトクリームが茶内に寄った目的です。
テレビでも取り上げられる、大人気のソフトクリームです。
さて、お店に行ってみると、観光客らしき若者がけっこういます。
でも、密になるほどではありません。
きっと大丈夫でしょう。
ソフトクリームの前に店内を覗いてみると、なかなか魅力的なものが売られています。
お肉や加工品、北海道ではここでしか買えないというタカナシ乳業の製品など、買って帰りたいものが色々あったので、帰りに再び寄ることにしました。
それにしても、北海道の牧場で生産され、北海道の工場で加工されている製品が、北海道で簡単には買えないというのは、なんか変な感じがするなぁ・・・と思わずにはいられません。
最近、スーパーで少し買えるようになりましたけどね。
ソフトクリームの売り場は店内からは行けないので、いったん外へ出て、ソフトクリームを買いました。
写真は・・・ありません。ブログ用に1枚撮っておけば良かったのですけど、早く食べたくて、すっかり忘れていました。
家族連れが写真を撮っているのを見て、あっ・・・と思い出したのですけど、もう遅いです。
渦巻きの形はもう残っていません。
写真は次回に持ち越しです。
霧多布
ともかく、お目当てのソフトクリームは食べられたので、今回の最大の目的である霧多布へ。
駐車場に着くと、車が10台以上停まっています。
札幌ナンバーもちらほら、レンタカーも何台かありますが、屋外で、密になるほどではなく、強い風が吹いているので、きっと大丈夫でしょう。
ここは荒波に削られてできた変わった形の岩がたくさんあり、日本とは思えないような風景が広がっています。
どこか外国・・・そう、スコットランドにでも来たみたいです。行ったことないけど。たぶん、こんな感じでしょう。
アザラシ
すこし歩くと、ラッコがいるはずのポイントです。
大きなレンズを構えた男性が指を差す方向を見ると・・・
ラッコ!?・・・ではなくて、アザラシでした。
目一杯にズームして何枚か撮ってみると、正面の顔を撮ることができました。
野生のアザラシですよ。
お目当てのラッコじゃないので、なんかがっかりしちゃいましたが、アザラシだって充分珍しいですよね。
ラッコは・・・
・・・そうなんです。
この日はラッコは見つけられませんでした。
波が少し高かったからでしょうか。
いつもの場所にはいませんでした。
エゾエンゴサクとキバナノアマナ
さて、せっかく来たのですから、気を取り直して、岬の突端まで行ってみましょう。
・・・と歩いていたら、道端にエゾエンゴサクが咲いていました。
キバナノアマナも咲いています。
強風がまったく吹き止まず、ピントがきっちり合いませんでしたが、寒さで手がかじかんでしまうので、これが限界でした。
灯台
霧多布には灯台があります。
ちなみに、「霧多布岬」と呼んでいますが、それは通称で、岬の正式名称は「湯沸岬(とうふつみさき)」。そして、灯台の名前は「湯沸岬(とうぶつみさき)」らしいです。ややこしいですね。*4
・・・ということなんですが、「きりたっぷ岬」と書かれた看板が。
しかも結構年季が入ってます。
これじゃ、ここが本当は霧多布岬じゃないなんて、なかなか気付きませんよね。
カモメ
もう少し歩いて岬の突端まで行くと、海鳥がたくさんいました。
カモメがたくさんいます。
オオセグロカモメでしょうか。
沿岸部では普通に見られる鳥ですが、こういう環境で見ると、雰囲気が違って見えます。
岩の表面が白くなっていますが、もしかして、鳥のフンでしょうかね。
ウミウ
ウミウです。
図鑑なんかには「北海道では最も普通に見られるウ」とか書かれていますが、カモメと比べると、観察できる場所は少ないと思います。
クロガモ?
遠くの方に波間を漂う海鳥の群れがいました。
あまりはっきりとは写っていませんけど、クロガモでしょうかね。
謎の鳥
展望台の方へ回ってみると、遠くの方に見慣れない鳥がいました。
すごく遠くて、うちのカメラではこれが限界。
背中は真っ黒でお腹は白。
尾が長くてセキレイのようにも見えますが、たぶんセキレイよりも大きく、カモメくらいの大きさと推定しました。
よく見ると、クチバシが長いような気がします。
1羽しかいなかったので、どこからか迷って来たのでしょうかね。
アゼチの岬
帰る前についでに「アゼチの岬」にも寄ってみました。
映画「ハナミズキ」のロケに使われたみたいですね。観たことありませんけど。
ここも突端まで歩きたかったのですけど、家で老犬が待っています。
買い物の時間も考えると、もう出発しなければなりません。
次回、時間があれば、歩いてみましょう。
買い物
最後に「コープはまなか」に寄って買い物をしました。
買おうと思っていたタカナシ乳業のカフェオレとかヨーグルトとか、けっこう売り切れになっちゃっていましたが、牛乳とかお肉の加工品とかは買うことが出来ました。
2Lのアイスクリームにも興味がありましたが、冷凍庫に入らなそうなので断念。
今度、冷凍庫を空けてから買いに行こうかしら。
追記
ラッコは神経質で警戒心が強いらしいです。観察、撮影の際はマナーを守り、いつまでもラッコがいる環境を保ちたいですね。