夏が過ぎ、奴らが活発な季節が来ました。
奴らとは・・・蚊です。
先日は、ゴミを出して帰ってくるまでのわずかな時間で刺されてしまいました。
散歩に出るときは虫除けスプレーをかけて行くのですが、それでも刺されてしまうこともあります。
東京生まれの妻は虫刺されに弱く、蚊に刺されると真っ赤に腫れ上がって痛痒くなり、何日も悩まされます。
東京で生活していた頃も、もちろん蚊に刺されたことはあるのですが、それほど腫れることはありませんでした。
東京と北海道では蚊の種類が違うのでしょうか。
道産子の夫はというと、蚊に刺されてもあまり腫れず、痒みも数時間で治まるそうです。翌日には腫れも引いちゃうので、全然蚊を恐れていません。
散歩の時など、ほぼ同時に刺されることもあるのですが、いつまでも苦しんでいる妻を尻目に、夫は腫れの引いたところを自慢げに見せつけ、「子どもの頃にたくさん刺されたからね。たくさん刺されると耐性ができるんだよ」という謎理論を持ち出します。
仮にその説が本当だとして、妻にどうしろと?
何日も苦しむことが分かっていて、あえて刺されに行けと?
さて、そんな夫も恐れているのが、ブユと夫が呼んでいる虫。
「ブヨなら聞いたことがあるけど」と妻が言うと、ブヨと呼ぶ人もいるそうで、夫の実家では家庭内でも呼び方が違っているのだとか。
ただし、イントネーションは違っていて、妻は「ブヨ」と発音しますが、夫は「ブユ」、夫の父は「ブヨ」と発音しているようです。
さて、そのブユあるいはブヨですが、妻は聞いたことはあっても姿を見たことはありませんでした。
そこで、妻の注意を喚起するために、夫が Wikipedia で調べてみると・・・*1
「ん? いや、待って。これは我々がブユあるいはブヨと呼んでいるものではない。」
夫がブユと呼んでいる虫は、もっと小さく、網戸をすり抜けてしまうこともあるのだとか。
刺された後の様子もちょっと違うようです。
でも、以前に妻が刺された後の様子にはピッタリ合致します。
ということは、ブユあるいはブヨという虫の他に、同じ名前で呼んでいる別の虫がいるってこと?
というわけで、夫の言うブユの特徴に合う虫を探してみると、どうやらヌカカという虫が該当しそうです。*2
「でも、ヌカカなんていう名前は聞いたことがないなぁ・・・」と夫。
夫の実家にも聞いてみたのですが、ヌカカという言葉は初めて聞いたようです。
可能性として考えられるのは、「小さくて刺す虫」を総称してブユあるいはブヨと呼んでいて、ヌカカと混同されてしまったということかもしれません。
昆虫マニアでもなければ、そんなに小さな虫を厳密に区別したりはしないでしょうからね。
ブユなのかブヨなのか、それともヌカカなのか、はっきりしたことは言えませんが、「とにかく小さいくせにヤバい虫がいる」っていうことだけは分かりました。