tadashiro’s blog

しろのブログ

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「トンボ」と "dragonfly"

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道東はとても寒いです。

「残暑が厳しいね」なんて言えたのは2日間くらいのもので、今はもう暑さが懐かしく感じられるほどです。

 

さて、そんな寒空のもと、フリースを着て散歩をしていたら、大きなトンボが留まっているのを見つけました。

そっと近付いてみると・・・残念ながら既に息絶えていました。

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大きさからすると、「何とかヤンマ」って感じでしょうかね。

色褪せてしまっているようで、種類はよく分かりません。

 

夏の間はブンブン飛び回っていたのになぁ・・・もう夏は過ぎ去ってしまったんだなぁ・・・

なんて感慨にふけりながら、先日手に入れた『スーパー・アンカー英和辞典』に興味深いことが書かれていたのを思い出しました。*1

 

皆さんは「トンボ」からどんなことをイメージしますか?

オニヤンマとか赤トンボの姿が思い浮かびますか?

それとも、童謡「赤とんぼ」のメロディーでしょうか?

そこから夕焼け空を連想したりしますか?

いずれにしろ、あまり悪いイメージは持たないのではないでしょうか。

 

トンボは英語では "dragonfly" というのですが、そのイメージは日本人が抱くイメージとは異なるようです。

 

『スーパー・アンカー英和辞典』によれば、「英語圏では一般に悪魔から送られてきたものみなされ,こわがられることが多い」らしいです。

「"(devil's) darning needle" (悪魔の縫い針)」という俗称もあるらしく、「死者の魂」と解釈されたり「悪魔の使い」と考えられたりするんですって。

「うそをつくとトンボがやって来て、その口を縫ってしまう」と言って子どもを戒めたりもするそうです。

そんな風に言われて育ったら、トンボに良いイメージを持たないのも当然ですね。

「人間に噛みつくと信じている人も少なくない」ともあります。

同じものを見ても、思い浮かぶイメージはずいぶん違うものなんですね。

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