tadashiro’s blog

しろのブログ

落語、北海道、野鳥など。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ドラマで北海道弁という設定の言葉が使われていると、イントネーションがどうしても気になってしまう件

ドラマで北海道弁という設定の言葉が使われていると、イントネーションがどうしても気になってしまう件 「NHKニュース7」のあと、そのままテレビを点けていたら、「遙かなる山の呼び声」*1 っていうドラマが始まったので、何となく見ているんだけど、微妙な…

「人間国宝 柳家小三治 噺家人生悪くねえ」を観て

「人間国宝 柳家小三治 噺家人生悪くねえ」を観ての感想 ひとことで言うと、「小三治の噺家人生」というより「小三治と北海道」って感じだった。*1 テレビ北海道の開局30周年特別番組らしいから、それも仕方ないか。*2 番組を観て思い出したこと まずは、…

「町内の若い衆」はお腹の子の父親か

「町内の若い衆」における2つの解釈 当研究会は、夫婦2人で落語の研究をしているわけだが、どんな落語が好きかという落語観については、意見が割れることはほとんどない。しかし、物語の解釈については異なる見解を持つ場合がある。「町内の若い衆」がそれ…

「日本の話芸」をストックするべきか削除するべきか

「日本の話芸」で立川志らくの『八五郎出世』を観て、久々に春風亭小柳枝 *1 のをまた観たくなった。 で、探してみたんだけど、録画しておいたはずなのに、どうしても見付からない。削除してしまったらしい。 あれは、思わず涙がこぼれてしまったほどの名演…

落語による安全運転のすゝめ(と落語のテンポの話)

北海道の交通事情と落語のテンポの話

「ねずみ」における鼠屋の倅の演じ方、3類型

これまでに聴いた「ねずみ」を振り返ってみると、登場する鼠屋の倅(以下、卯之吉)の演じ方に、落語家によって違いがあると感じ、その点について、分析してみた。 卯之吉の演じ方、3類型 冒頭、宿外れで卯之吉が左甚五郎に鼠屋までの道程を案内する場面に…

林家正楽への注文を妄想してみた

正楽師匠の紙切りを観ると、必ず自分ならどういう注文をするかの議論になる。先日も「演芸図鑑」を観た後、議論になった。 実際には、うちにとっては高いハードルがいくつも待ち受けていて、実現は難しそうなんだけど *1 、それでも、妄想せずにはいられない…

柳家喬太郎の『落語こてんコテン』を読んで

『落語こてんコテン』は、柳家喬太郎師匠が古典落語50席を選び、ストーリーとその噺に対する思いを綴ったエッセイ集です。口語体ということもあってか、するすると読め、ほどよく適当な感じが喬太郎師匠の落語にも通じていて、楽しい本です。 その中から2…

世界中に公開されているのにね

ブログを始めてから約1ヶ月。 記事の数が20を少し上回ったあたりから、アクセス数が増え始めた。と言っても、微々たるものだけど。落語界で言ったら前座見習いになったばかりって感じだからね。 1日のアクセス数が初めて2桁になって驚いている夫に妻が放…

プリキュアのタイトルを見て、落語の演題について考えた

いい年をして「スター☆トゥインクルプリキュア」を観ている。 べつに言い訳なんて必要ないのに、夫は「これはマーケティングの研究のためだ」と、「義母と娘のブルース」の亜希子さんみたいなことを必ず口に出してから視聴し始める。 妻はもう分かっているか…

さすが正楽師匠。そして、「時そば」じゃなくて「歳そば」?

毎週録画している「演芸図鑑」。今週は林家正楽師匠がご出演。何度見ても本当にすごい。 いつか、お題を叫んで、切っていただきたい。絶対、家宝になる。 けど、そのためには、 ①師匠が出る日に寄席に行って、②前方の席を取り、③勇気を出して、④絶妙なタイミ…

「ねずみ」の番頭と女中頭が元々男女の仲だったとするかどうか

複数の「ねずみ」を聴いているうちに、大きく2つの系統に分けられることに気付いた。我々はこれを「番頭と女中頭が元々男女の仲だったとするかどうか問題」と名付け、議論してみた。 この違いは、物語全体の印象を左右するほどの違いだと思うのだが、良し悪…

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