tadashiro’s blog

しろのブログ

落語、北海道、野鳥など。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

なんで江戸の借金取りが関西弁なの?(柳家さん喬の『掛取万歳』を聴いて)

年末ということで、柳家さん喬の『掛取万歳 *1 』を聴いていたら、妻が「なんで江戸の借金取りが関西弁なの?」という素朴な疑問を抱いたので、それに答えるべく、夫が少し調べてみた。 年が明けるまであと数時間。今年中に書き上げられるか。(『掛取万歳』…

柳家喬太郎の『井戸の茶碗』における(自分の欲望に正直な)清兵衛について(後)

柳家喬太郎の『井戸の茶碗』では、一般的に演じられる人物像とは異なる描写で清兵衛が演じられる。*1 一般的な清兵衛は「正直清兵衛」とあだ名されるほどの正直者だが *2 、喬太郎の清兵衛は「自分の欲望に正直」として、馬鹿正直な人物としては描かれない。…

雪が積もって獣道が

雪が積もりました。 東京生まれで雪道に常に不安を抱いている妻にとっては憂鬱な季節なのですが、雪が積もると楽しいこともあるんです。 その1つが野生動物の足跡。 警戒心が強い野生動物たちですが、足跡は隠せないので、どの辺りを通ったのかが丸分かりで…

柳家喬太郎の『井戸の茶碗』における(自分の欲望に正直な)清兵衛について(前)

『超入門!落語 THE MOVIE』*1 という番組で柳家喬太郎の『井戸の茶碗』を観て以来、ずっと引っかかってきたことがあった。 それについて記事を書こうと下調べしていたら、同じようなことを考えた方がおられたようで、既に記事にされていた。 屑屋の清兵衛は…

『井戸の茶碗』の「支度金」を通して柳家さん喬と喬太郎の違いを考える

古典落語が描く時代の価値観と現代の価値観との違いが大きい場合、それをどのように解決するかは悩ましい問題なのではないかと思われる。 『井戸の茶碗』では、高潔な人物である千代田卜斎が、高木作左衛門から百五十両という大金を受領するに際して、「何の…

床下の換気口って冬の間は閉めるんだよね?

北海道の冬支度についていくつか書こうと思っているうちに、あっという間に寒くなってしまい、もはや季節外れみたいになってしまいましたが、今日も1つ書いてみます。 最近の住宅にはあまり見られなくなりましたが、我が家はそんなに新しくないので、基礎部…

ワイパー換えるの忘れてない?

自動車の話です。 雪国では冬になるとスタッドレスタイヤに交換することは結構知られていると思うのですが、ワイパーも交換することはあまり知られていないのではないでしょうか。 「冬用ワイパー」とか「雪用ワイパー」と呼ばれる商品があって、大抵はタイ…

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