tadashiro’s blog

しろのブログ

落語、北海道、野鳥など。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

柳家さん喬が演じる『棒鱈』に登場する「侍」の人物像を推定してみる

上手い落語家が演じる落語は、予備知識が無くても充分に面白いのだけど、一般教養レベルのほんのちょっとした知識があれば、より面白く聴けると思う。 例えば柳家さん喬の『棒鱈 *1 』は、何も知らずに聴いても楽しめるぐらい上手いのだけど、時代設定ぐらい…

雪虫1号

北海道では9月に入ると、スタッドレスタイヤや暖房器具のTVコマーシャルが流れ始め、「いくらなんでも早過ぎだろう」って言うのが毎年の恒例なんだけど、そう言っている内に気温がぐんぐん下がって、朝晩は暖房を点けずには過ごせなくなってしまうのも恒…

柳家さん喬の『棒鱈』の面白さを探る

『棒鱈』の筋はとても単純だ。100字程度に要約すると こんな感じ だが、要するに「酔っぱらった町人が侍に絡む」というだけの話だ。 こんな噺がなぜ面白いのだろう。 柳家さん喬の口演に基づいて、考えてみたい。*1 【この記事の目次】 『棒鱈』の面白さ…

烏帽子のようなニワトリのトサカのような紫の花(悪用厳禁)

4年ほど前、風で種が飛んできたのか、鳥が運んできたのか、うちの庭に綺麗な紫色の花が咲いた。 多年草らしく、それから毎年のように、同じ時季に同じ場所で咲いてくれる。 (2015年9月撮影) 特徴的な花の形をしていて、たとえて言うと、烏帽子のよう…

『天狗裁き』における「繰り返し」がもたらす面白さ

「この後、衝撃の展開が!」という面白さを否定するつもりは全くないのだけど、それだけでは繰り返し鑑賞したくなるような名作にはならないと思う。 先の展開が予想通りだとしても、そこに至る過程を楽しめるものでなければ、簡単に消費されるものにしかなら…

『なつぞら』の開拓時代の話に涙

泣いちゃいましたよ。泰樹さんの開拓時代の話を聞いて。 うちが朝ドラに求めるのはこれなんですよ。 再現シーンも無しに泣かせちゃうなんて、柴刈正雄じゃなくて草刈正雄は上手いなあ。 ちなみに、うちの夫は開拓3世にあたります。 年齢的には4世と同年代…

『なつぞら』の馬の話

今週の『なつぞら』で出てきた馬の話に少し違和感を持ったので、書いてみます。 あら探しみたいで申し訳ないんですけど、気になってしまったもので。 1頭も本物の馬が見られなかったっていうのがちょっと・・・ 神田日勝をモチーフにした山田天陽の絵を「ほ…

『天狗裁き』のエスカレーション

柳家さん喬の『天狗裁き』を聴いてから、こんな単純な噺がなぜ面白いのかを考えているのだけど、今回はさん喬の上手さについてではなくて、噺そのものについて考えたことを発表してみようと思う。 ※ なお、基本的に柳家さん喬の口演に準じています。細かい部…

阿寒町の山﨑農園でトウモロコシを買ってきた

スーパーで売っているトウモロコシに満足できなかったので、久々に山﨑農園に行ってみた。 twitter.com kusuro.com しかし、「阿寒」が「釧路市」って・・・いまだに慣れない。 平成の大合併かなんかで、「釧路市阿寒町」ってことになったんだけど、どうもね…

恐竜っぽく見えるタンチョウの幼鳥

先日の『チコちゃんに叱られる!』で、鳥類が恐竜の子孫であると紹介されていた。 sirabee.com 道東でよく目にすることができるタンチョウは、かなり恐竜っぽく見えると思う。 そう言えば、恐竜っぽく見える写真を撮ったことがあるなぁ・・・と思い出したの…

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