tadashiro’s blog

しろのブログ

落語、北海道、野鳥など。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

三遊亭金遊が演じた「錦の袈裟」の巧妙な下品さ

所用で飛行機に乗ったので、機内放送の「JAL名人会」を聴いていたら、三遊亭金遊の「錦の袈裟」がかかっていた。 この噺、今回初めて聴いて、その下品さに驚いた・・・のだけど、もう一度聴いてみたら、下品なイメージを抱いていた箇所が、直接的には下品な…

「いだてん」第2部応援特番がただのネタバレに思えた件

見てしまいましたよ。「いだてん」の応援特番「メダルがばがば大作戦」を。 もう、はっきり言って「失望」です。 いったい、誰に向けて、何をアピールしたかったのでしょう。 朝ドラの後、チャンネルを変えないでボーッとNHKを見ている視聴者層に向けてで…

『夢の酒』においてご新造さんの容姿を詳細に描写する必要性について

いわゆる「いい女」の容姿をどのように描写すべきか。あるいは、そもそも描写しない方が良いのか。それは、表現者の目的によって異なるだろう。 『夢の酒』においてご新造さんの容姿を詳細に描写する必要性について 受け手にとっての「いい女」をイメージさ…

「なつぞら」の十勝編でエゾリスをもっとフィーチャーすれば良かったのに

NHKの「ダーウィンが来た!」でエゾリスが取り上げられていた。 以前はうちの周りにもけっこういて、お向かいの家の庭を走り回っているのを見たことがあるんだけど、住宅が増えるにつれて、見かけることが減ってしまった。 でも、帯広とか幕別の辺りは街…

正しい地名の発音とは(北海道の厚岸町、標茶町、浜中町)

NHKの六角精児の呑み鉄本線・日本旅「夏・根室本線(花咲線)を呑む」という番組を観ていたら、ナレーションに出てきた地名の発音が気になった。 以前、書いた記事の続きとして、「北海道弁上級講座②」とすることもできそうなんだけど、あれを書くのは結…

『夢の酒』の夢は「胡蝶の夢」か

前回、ちょっとした気まぐれで「次回予告」なんて書いてしまったものだから、 このタイトルで書かなければならなくなってしまった。 書きたいと思っていたことのはずなのに、いざ書き始めようとすると、義務感のようなものが邪魔をして、書くのが億劫になっ…

「永遠のニシパ」のロケ地っぽいところ巡り(弟子屈町)

この記事は、NHKの「永遠のニシパ」というドラマに触発されて、北海道らしい景色を撮影してきました・・・という記事です。ドラマの情報を求めて来られた方は過去記事(内部リンク)へどうぞ。少しですが、ドラマのことを書いています。 さて、「永遠のニ…

「永遠のニシパ(北海道先行放送)」を観て

先日、NHKの「永遠のニシパ」というドラマが、全国放送に先駆けて北海道で先行放送されました。 今のうちに関連記事を書いておけば、全国放送されたときにアクセス数を稼げるかも・・・なんて、邪な考えで記事を書いておりますが(笑)、せっかくの特権を…

『夢の酒』の若旦那が妻であるお花の怒りを避けるためのシナリオ分岐点を探ってみた

『寝床』の記事をずいぶん書いた気がするので、そろそろ他の噺について書こうかと思う。寝床で見るのは夢ってことで、『夢の酒』について書いてみよう。 なお、例によって、基本的に柳家さん喬の口演に準拠していることを申し添えておく。*1 【この記事の目…

すみれの花咲く頃

スミレの仲間が咲く頃 「すみれの花咲く頃」*1 がいつ頃のことを指すのかは分からないけど、道東では今、スミレの仲間が咲く頃を迎えています。 (ツボスミレ(だと思う):2019年6月撮影) たぶんツボスミレだと思うのですが、自信はありません。スミ…

「寝床」の聴き比べをしながら落語における忌み言葉について考えてみた

忌み言葉というものがある。結婚式で「終わり」 を「お開き」と言い換えたりする類の言葉だ。「寝床」を聴き比べているうちに、少し思うところがあったので、書いてみようと思う。 ちなみに、今回の記事は、これまでの落語に関する記事と違って、少しですが…

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