樹種によっては紅葉が進み、でもまだ山全体にまでは及んでいないこの時季、我が家の庭で目を引くのがマユミの木。
普段はあまり特徴のない木で、花の色も薄い緑だから、葉っぱに紛れてしまって目立たないのだけど、秋になると果皮が割れて、鮮烈に濡れ光る赤い種子が顔を出す。
でも、最も印象的なのは、実よりも果皮の方。
気温の低下とともに段々色が濃くなっていき、やがて、クレヨンか何かで色を付けたような鮮やかな色になる。
今年は色が薄いうちから撮影できたので、何枚か載せておこう。
(2019年9月撮影)
先日、犬の散歩を終えて、「今年も綺麗になったなぁ」なんて眺めていたら、突然、バサバサッ! とカラスが飛び立った。
マユミの実が付いた枝をくわえていたんだけど、食べるんだろうか。
Wikipedia によると、
種子に含まれる脂肪油には薬理作用の激しい成分が含まれており、少量でも吐き気や下痢、大量に摂取すれば筋肉の麻痺を引き起こすため、種子は食べてはならない。
と書いてあるんだけど、大丈夫なのかな。
数年前、うちの庭にマユミの実が等間隔に並んで置かれていたことがあって、不思議に思いながら観察していたら、カラスが並べて置いていくのを目撃したことがある。
何かの遊びに使っているのかなぁ。
だとすると、カラスの知能って恐ろしくなるほど高いってことになる。
「子ども科学電話相談」に電話したいくらいだけど、もう子どもじゃないからなぁ。