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飲み込んでしまえば大丈夫教

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北海道は一時の危機的な状況からは脱したように見えますが、決して油断できる状況ではありません。

再び感染者が増え始めた地域もあるようです。

 

うちも外出をなるべく控えたいとは思っているのですが、食料品の買い出しには行かざるを得ません。

我が家は街まで距離があるので、買い出しに行くとなると、外食することも多くなってしまいます。

お弁当を持って行くのが良いのでしょうが、散歩を楽しみにしている犬のために時間をかけて歩いてやると、なかなか作る余裕がありません。

 

そんなとき、夫がお題目のように唱えるのが「飲み込んでしまえば大丈夫」という言葉。何かの宗教みたいに繰り返すので、「飲み込んでしまえば大丈夫教」と名付けました。

人が介する以上、感染のリスクはゼロにはできません。

でも、気にし過ぎると、まともに生活できなくなってしまいます。

その折り合いを付けるために夫が入信したのが「飲み込んでしまえば大丈夫教」ということになるでしょう。

外食した後は「飲み物で胃に流し込むのだ」と言って、必ず何かを飲むようにしています。

 

一応、根拠らしきものはあります。

万一ウイルスが入ってきても、お茶で流して胃に送り込んでしまえば感染はしにくくなります

粘膜が充分に潤っていると、ウイルスなどの異物は胃に流されてしまうが、体内の水分が不足してのども乾燥気味になると、ウイルスは粘膜から侵入し、感染する

www.msn.com

 

ただ、これには批判的な意見もあるようなんですね。

胃酸に触れればウイルスや菌は死ぬでしょうから、それなりに筋の通った話に見えるのが困ったところですね。目や鼻など他の粘膜からも体内に侵入しますから、口から水を喉に流しただけでは感染は防ぎきれないというのが正確な評価でしょう(https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/kazeyobou

アトマー博士は、呼吸器ウイルスにこの予防法が効くことを示す証拠はないと指摘。「たとえ効果があったとしても、鼻からの侵入は防げない」と指摘した。

www.cnn.co.jp

 

 

そりゃそうですよ。飲み物で流せるのは口の中だけですからね。

でも、消毒していない手で目をこすらないように気を付けて、鼻からの侵入を防ぐために、周囲の人と距離を取って・・・とするんだったら、そもそも飲み物で流し込む必要が無いかもしれません。

Q 感染者が飛沫を飛ばした温かい食べ物を食べたら感染しますか?

A 感染者の飛沫には病原体が含まれている可能性はありますが、付着したものを食べても感染するリスクは低いと考えます。

www.nhk.or.jp

 

まぁ、科学的な根拠は乏しくても、それで安心できるならいいじゃないですか、と言うこともできますよね。

絶対に効果が無いとまでは言い切れませんし、逆効果になるというわけでもなさそうですしね。

というわけで、夫はこれからもお題目を唱えることでしょう。

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