冬の鳥が去って、春の鳥がやってきたようです。
散歩をしていると、様々なさえずりが聞こえてくるので、姿を探してみるのですが、なかなか見つけることができません。
でも、ちょっとした水場に小鳥が集まっていることに気付いたので、なるべくその辺りを通ってチャンスを窺っていました。
先日、鮮やかな紅色の鳥を見かけたので、カメラを向けてみたのですが、なかなかフレームに収まってくれません。
なんとか撮れたのがこの写真です。
拡大してみます。
たぶんベニマシコだと思うのですが、特徴的な紅色も頭部も手前の枝で隠れてしまっています。
「邪魔な枝を切ってしまおうか」なんて、冗談で言ってみたりするのですが、冗談ではなく本当にやってしまう人がいるらしく、困ったものです。
以前、釧路湿原の樹木が違法に伐採されていたというローカールニュースがあって、タンチョウを撮影するためではないかと推測されていました。
そういう人たちって、自然が好きってわけじゃないんでしょうね。
さて、次の日は別な鳥を見かけました。
風景に溶け込んでいて見にくいかもしれませんが、黄緑色の小鳥が写っています。
こちらも拡大してみます。
たぶんアオジです。
鮮やかな黄緑色がうぐいす餅に見えて、近くでウグイスが鳴いていることも多いので、最初の頃はウグイスだと勘違いしていました。
もう1種、こちらは後ろ姿だけです。
色と模様からクロジかな・・・と最初は思ったのですが、よく見るとやっぱりアオジかな。
下記のサイトによるとクロジは「薮の中からめったに出てこないため、観察の機会はあまり多くはありません」とあるので、たぶんアオジなんでしょうね。
ちなみに、上記のサイトによれば、アオジとクロジは主な観察場所が森林で、ベニマシコは草原になっています。
どうやらこの辺りは森林と草原の境界になっているようで、両方の鳥が見られるようです。
野鳥の観察に向いている場所なのかもしれません。