「もうタイヤ換えた?」
「そろそろ換えないとね。」
「いや、まだ大丈夫じゃないかなぁ。」
11月に入る頃から、道東ではこんな感じの会話がよく聞かれます。
自動車がないと生活しにくい地域なので、多くの人にとって関心が高い話題になるんです。
札幌の方ではもう結構な雪が降ったようで、既に交換済みだと思いますが、北海道はでっかいどうなので、雪が遅い地域もあり、タイヤ交換はこれからという人も結構いるはずです。
と、普通に書いていますが、もしかしたら、降雪が少ない地域の方には馴染みがないかも知れないので、雪国のタイヤ交換事情について書いておきましょう。
雪国では、冬期間はスタッドレスタイヤを装着します。
じゃないと、怖くて運転できません。
滅多に雪が降らない地域で雪が降ると、大抵「交通が大混乱に陥っています」っていうニュースが流れますが、そうなるのは当然ですよ。
冬タイヤで走っていたって、ヒヤッとする瞬間があるんですから、ましてや夏タイヤだったら・・・て、無意識に書いてしまいますが、スタッドレスタイヤは「冬タイヤ」と呼ぶことが多いんですよね。それと区別するために、ノーマルタイヤは「夏タイヤ」と呼びます。
で、冬タイヤ、交換サイクルが短くて、通常は3年と言われているんです。
でも、通勤距離が長かったりすると、タイヤの消耗が激しくて、2年しか使えないこともよくあるんです。
2〜3年ごとに 1万数千円×4本 ですよ。痛い出費です。
だから、冒頭の会話になるんです。
少しでも冬タイヤを履く期間を短くして、購入の時期を遅らせたいっていう気持ちが働くんですよね。(もちろん、面倒くさいっていうのもありますけどね。)
F1レースやなんかでピットインのタイミングを迷うみたいな感じですよ・・・って考えたら、少しは楽しく感じられるかな。
うちは、例年、早めに交換するようにしています。安全にかけるコストはケチりたくないので。
雪はまだ降らなそうですが、「雨が降った後、凍っていたらどうしよう」とか「霜が降りて滑りやすくなっていたらどうしよう」とか不安に思っているより、早めに換えて安心を買うようにしています。
実際、氷が張っているところもありますからね。
(昨日、近所で撮った水溜まりの写真)
それから、ご近所さんは自分で換える人が多いようですが、うちはディーラーとかスタンドとかに持っていってしまいます。
自分の技術が信用できないから、1本500円程度の安心料はそれほど割高ではないと考えているんですよね。
普段は ケチ 倹約家で、大抵のことは自分でやってしまう夫が、車は趣味ではないらしく、やりたがらないっていうのが真相かも知れませんが。