東京などでは既に桜が満開を迎えたかもしれませんが、こちらの桜が咲くのは恐らく1ヶ月ほど先になるでしょう。
東京生まれの妻にとってはまだまだ寒い日が続き、ダウンのコートを着ています。
がんばって春っぽい靴に替えてみようと思ったのですが、足首の辺りがスースーと寒く感じたので、冬の靴に戻しました。
そんな中、週末の買い出しに行こうと、いつものように助手席に乗り、ふと運転席の夫を見るとパーカーを着ていたので、思わず声を出してしまいました。
「なんでそんな薄着なの!?」
「なんでって、今日は暖かいから。」
10℃を少し上回るくらいの気温でも、夫には暖かく感じられるようです。
確かに福寿草は元気よく咲いていましたけどね。
いくらなんでも、差があり過ぎでしょう。2人並んで歩いたら、かなり奇妙だと思うんですよね。
そして、街へ出てみると、みんな春の装いで歩いています。
冬の装いは私だけ? 完全に浮いています。
道産子恐るべし。
せめて夫がもう少し私に寄せてくれるといいのですが。
でも、期待するだけ無駄なんです。
いつもは服装に無頓着な夫ですが、この時期の気温にだけはやたら敏感で、ほんの数度の違いを感じ取ってしまうみたいなんですね。
日中の気温が大体5℃前後から10℃前後までを行きつ戻りつするこの時期、妻の基準は「すごく寒い」と「寒い」の2段階しかありませんが、夫のほうはもっと細かく別れているようです。
2人の基準を書き出してみると、以下のような感じです。
<妻:東京生まれ>
すごく寒い→ダウンのコート+マフラー(5℃〜9℃前後)
寒い→ダウンのコート(マフラーなし)(10〜15℃前後)
<夫:道産子>
寒い→厚手のダウン+ヒートテック(5℃前後)
少し寒い→ウルトラライトダウン+ヒートテック(7〜8℃前後)
そんなに寒くない→フリース(もうヒートテックは不要)(10℃前後)
暖かい→パーカー(12〜13℃前後)
暑い→上着無し(14℃〜)
ちなみに、福寿草の開花は「フリース」と「パーカー」の間ぐらいになるようです。
そして「パーカー」になると満開です。
植物も人間も、北海道で生まれ育った種は早春の気温に敏感なようです。