この週末は北海道らしくない暑さでした。
でも、エアコンは使いません。
というか、使えません。
最近は北海道でもエアコンを設置する家が増えていますが、我が家にはエアコンがないからです。
エアコンが無いと辛いほどの暑さになる日は年間に数日程度しかないので、費用の面から設置する気になれないんです。
では、どうやって凌いでいるのかというと、そんなに大袈裟な秘密があるわけではなく、昼夜の気温差を利用しているだけです。
一般に北海道の住宅は窓が厚く、断熱性に優れています。
じゃないと、冬の厳しい寒さに耐えられないからなのですが、断熱性の高さは暑い季節にも役立ちます。
我が家は特に豪邸というわけではありませんが、それでも断熱性は充分です。
この辺りは、日中、30℃を超えるような暑さになっても、夜間は涼しくなることがほとんどで、熱帯夜になる日は年に数える程度しかありません。
昨夜も最低気温は15℃を下回っていたはずです。
日が陰るとすぐに涼しくなり始めるので、窓を開けるなり、換気扇を強くしたりして、室温を適度に下げます。
そして、朝になったら換気扇を弱くしておけば、お昼を過ぎても外気温より室温が低い状態を保てるんですよ。
我が家は樹木が天然のシェードになってくれているので、日光による気温の上昇が緩やかなせいもありますが。
朝の犬の散歩を済ませて家に入ると、ひんやりしているように感じられ、まるでエアコンを効かせているかのようです。
注意点は天気予報をよく見ること。
うっかり室温を下げすぎて、翌日の天気が悪かったりすると、暖房を使うはめになったりします。
もう1つ、窓を開けたまま寝ようとする夫を説得して思い留まらせることも必要です。
道産子の夫は暑さに弱く、天気予報で気温が高くなりそうなことを知ると、必要以上に室温を下げようとします。
そして、窓を開けたまま寝ることを主張するのです。
まあ、田舎なので、防犯上の心配は少ないのですが、それでも東京で生まれ育った妻にとっては不安が消えません。
でも、妻がもっと恐れているのは野生動物です。
毎年、必ずヒグマの目撃情報があるので、もしも侵入して来たらと思うと、恐くて眠れなくなりそうです。
いや、たぶん寝ますけど。
というか、夫に負けて窓を開けて寝た夜もちゃんと眠りましたけど。
さて、これまではこんな感じで夏を乗り切ってきたのですが、気になるのは例年よりも早く暑くなっていることです。
6月に暖房を使わずに過ごすなんて、記憶にありません。
今からこんなに暑いと、熱帯夜が増えてしまうのではないかと心配になってきます。
なんとか扇風機で凌げるといいのですけど。