やってしまいました(涙)。車のバッテリーが上がってしまったんです。
前回はちゃんと動いたんです。最寄りのコンビニまでヨーグルトを買いに行ったときは。でも、その数日後、点検のためにディーラーまで乗っていこうと思ったら、エンジンがかかりません。
「ちょい乗りしかしてないと、バッテリーが上がっちゃうかもよ。特に寒い時期は気を付けてね。」って夫に言われてはいたんですけど、もう暖かくなったから大丈夫かなぁって・・・えっ?・・・その前に運転したの?・・・1ヶ月くらい前かなぁ・・・その時は長く運転した・・・ような・・・気がします・・・。
夫が自分の車とバッテリーを繋いでくれて、エンジンはかかったのですが、「アイドリングストップOFF」っていう警告が点滅し続けています。「まぁ、走っているうちに充電されるかな」と夫が言うので、とりあえず走ってみることに。
でも、街が近付いてきても、警告灯が消えません。当初は「お昼を食べてからディーラーに」っていう予定だったのですが、「一度エンジンを切ったら、再始動できないかも」ってことで、ディーラーに真っ直ぐ行きました。
ここまでで、都会の人にとっては疑問に思われることが何点かあったかもしれません。
まず、車が2台もあるの? ってこと。
そうなんです。北海道では1人1台は珍しいことではありません。うちが特別裕福っていうわけではないんです。
最寄りのバス停まで徒歩数分っていう距離なので、以前は車1台でがんばっていたのですが、便数が少なすぎます。みうらじゅんさんに地獄表って言われちゃいそうです。
ちなみに、この辺りには「○○牧場前」とか「○○宅前」っていう名前のバス停が普通にあります。「佐賀県」の歌みたいです。あと、「自由乗降区間」っていうのが設けられていて、その区間では「降りまーす」って言えば、バス停じゃなくても降りられちゃうんです。
なので、レンタカーで北海道を旅行する方、思わぬところでバスが停車することがあるので、田舎道でも油断しないでくださいね。
そして、徒歩で行ける場所へ車で行ってしまうのも普通です。移住した当初は「もったいない!」って言って、夫を怒っていたのですが、今や妻もすっかり馴染んでしまいました。だから歩いて5〜10分ってところのコンビニに車で行ってしまったのです。
もうひとつ、街へ出て行くくらいの距離でバッテリーが充電できるの? ってこと。
北海道はでっかいどうなので、徒歩圏内に道民の心のコンビニが1軒ある以外、その他のお店はすべて数十kmは離れています。だから、「ディーラーに車を」っていうだけで、ちょっとした日帰り旅行みたいになってしまいます。
ガソリンスタンドも近くにないので、「スタンドまでたどり着けるうちに給油に行かなくちゃ・・・」っていう緊張感が常にあります。昔はホクレンの小っちゃいスタンドがあちこちにあったそうなんですが、営業をやめるところが増えていて、どこも大変らしいです。
そんなことを思いながら助手席に乗っていたら、ディーラーまではたどり着きました。事情を説明したら、代車を手配してくれることになったので、無事に昼食をとることができます。
で、ディーラーに戻ったら、「ひと晩充電してから再度点検する」ということになり、車を置いて、帰宅することになりました。慣れない代車の運転は嫌だけど、この際、仕方がない・・・って運転するのは夫ですけどね。
ちなみに充電の料金は約2千円。高いヨーグルトになりましたね、奥様。
関係ないけど、あの男性のお客さん、さっき来店した人じゃない? 随分長くお話しているなぁ。滅多にディーラーを訪れない妻にとっては、何をそんなに話すことがあるのか、不思議です。
それはさておき、やれやれ、と思いながらも家に着いたら、・・・あの・・・奥様・・・?
「ごめん・・・玄関の鍵、忘れてきちゃった。うちの車の中に。このスカート、ポケットがなくって。バッグに入れておいても、使うことがないかなぁって思って・・・」
読者の皆様、お気付きですか? そうです、片道数十kmの道のりを、また往復しなければならないんです。「青海に行くはずが青梅に着いちゃった」以上のショックです。たぶん。
とにかく、鍵を取りに戻りましょう、奥様。ちょっとした日帰り旅行みたいですけどね。慣れない代車ですけれどもね。(>_<)・・・ごめんよ、夫。
ディーラーに着いたら、さっきも見た男性客が。いったい何時間話しているの? 暇なの?
いいえ、奥様。ご自分のお洋服をお選びになるときのことを考えてくださいませ。どの服にいたしましょうか、この服にはどのアクセサリーが合うかしら、この服に合う靴って持っていたかしら・・・と、お考えになっているときが一番楽しゅうございませんか?
車選びも同様でございますよ、奥様。ましてや、今日みたいに1日に100km以上も運転することがある地域でございますから。
追記
バッテリーは無事に回復しました。以後、気を付けます。
皆様もお気を付けくださいませ。